セサミン研究所

セサミンとセサミノール

ゴマの成分というとセサミンが有名ですが、その他にも様々な成分が含まれています。
その内のひとつに、セサミノールという成分があります。セサミンもセサミノールも抗酸化物質で、体の健康維持に役立つ働きをしてくれます。
この2つの成分の関係や、効果を見ていきたいと思います。

セサミンとセサミノールの関係

ゴマには、ゴマリグナンという物質が含まれています。
ゴマリグナンにもいくつか種類があり、代表的なものがセサミンです。セサミノールも、ゴマリグナンの一種です。

セサミンとセサミノールの違い

含有量

セサミンは、ゴマ1粒の中に0.5%含まれています。
一方のセサミノールは含有量が少なく、0.08%しか含まれていません。とても希少な成分です。

特に多く含まれる食品

セサミンは、ゴマ製品全般に含まれています。
セサミノールは、ゴマ油を作る過程で量が増えますので、他のゴマ製品よりもゴマ油に多く含まれています。特に多いのは、焙煎されていない白いゴマから作った透明なゴマ油です。

体内での吸収のされ方

セサミンは、肝臓に直接届き、肝臓で働くという性質を持っています。
セサミノールは、腸で吸収されます。ゴマの中にセサミノール配糖体というものが含まれており、それが腸内で分解され、セサミノールに変換されます。セサミノールは腸で吸収され、血管を通って全身の細胞に運ばれます。

セサミンとセサミノールの効果

女性ホルモンのバランスを整える

セサミンとセサミノールは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。ホルモンバランスの乱れやホルモンの分泌量の低下が原因で起こる、女性特有の数々の不快症状に効果を発揮します。たとえば月経前症候群、更年期障害、月経不順、骨粗しょう症、肌トラブルなどです。
詳しい効果については、「月経前症候群にもセサミンは有効!」と「セサミンとイソフラボンの関連性」の記事をご参照ください。

二日酔いの改善

二日酔いの不快症状は、アセトアルデヒドという有害物質が体内で生まれるために引き起こされます。
摂取したアルコールは肝臓で分解され、その時にアセトアルデヒドを無害化する酵素が生成されるため、二日酔いは起こりません。しかしアルコールの量が多すぎると、アセトアルデヒドの無害化が間に合わず、血液中に流れ出して、不快な症状を起こします。
セサミンは肝臓で働き、活性酸素を排除し、肝機能を向上させます。
セサミノールはアセトアルデヒドの分解を促進し、血中のアルコール濃度を下げる働きがあります。
セサミンとセサミノールの相乗効果で、二日酔いの症状を改善することができます。

肌の新陳代謝を促す

肌トラブルは女性ホルモンの減少も原因ですが、血流の悪さや、身体にたまった活性酸素も原因になります。
セサミンには、血流をよくする働きがあります。血液内のコレステロールを抑制することで、血管が狭くなるのを防ぎます。また、肝機能を向上させると、血流もよくなります。その結果、体中に栄養素や酸素を運び、老廃物や二酸化炭素を回収しやすくなり、健康な肌を保つことに繋がります。
セサミノールには、血中の活性酸素を除去し、肌の細胞の酸化を防ぐ働きがあります。
セサミンとセサミノールを同時に摂取することで、肌をより若々しく保つことができます。

出典
女性にもセサミンは有効なのか?
http://peopleit.net/womanvalid.html
スキンケアに効果的なセサミン
https://ohpreble.ohgenweb.net/sukinnkeani.html
セサミンの二日酔いへの効果
https://www.northrock.org/hangover.html
酒を飲み過ぎたらセサミンが効果的
http://www.mushishi-movie.jp/sakewo.html
セサミンとセサミノール
http://www.hps-inc.com/sesaminol.html